【ネガティブを手放す方法②】「ありがとう」のもう一つの意味
わたくしは、「ありがとう」の大切さを
SNSや対面でのご相談を通して皆さまにお伝えしています。
「ありがとう」は感謝の思いですが、
「ありがとう」は祈りでもあるとわたしは感じます。
下の詩は、10年ほど前、
娘がまだ小学3~4年生だった頃、
学校から帰ってくるなり読んでくれた、思い出の詩です。
朝やけ小やけだ
大漁だ
大ばいわしの
大漁だ
はまは祭のようだけど
海の中では
何万の
いわしのとむらいするだろう
これは「みんな違ってみんないい」で有名な
金子みすずさん の 「大漁」という詩です。
娘が国語の授業で習ったそうで、
「お母さん、こういう詩好きそう!」と思って
読んでくれたようです。
この詩を読んでくれた時に感じたことですが、
この作品の深いところは、
華やかな裏側には悲しみがある、という気づきです。
この世は隠と陽が重なり合っている。
表もあれば裏もある。
誰かが幸せな時は
その裏側で きっと誰かが泣いているかもしれない。
だから、今ある幸せに「ありがとう」なのだと、
その時、感じました。
例えば受験でいうと、自分が合格できたなら、
逆に落ちて悲しんでいる人がいること。
限定品を買えたなら、
逆にどうしてもほしかったのに買えなかった人がいること。
好きな人とつき合えたなら、
もしかしたら他の誰かが傷ついているかもしれないこと。
わたし達が体感している小さな幸せ、大きな幸せには、
もしかしたら、その裏に悲しんだり傷ついている人が
いるかもしれないこと。
だから、今、自分が与えられていることに
「ありがとう」なのではないでしょうか。
「ありがとう」に気づけないと、
自分が得られていないことばかりに意識が向いてしまい、
自分は運がない、不幸だ…と思う癖がついてしまうでしょう。
かつてのわたしもそうでした。
だからこそ、苦しいときほど、小さな幸せを見つけて
「ありがとう」を口ずさむ大切さを
今は切に感じています。
「ありがとう」は神様のごちそうです。
「ありがとう」なことに気づけると、
神様は嬉しくてどんどんわたし達を応援してくれるでしょう。
(わたし達も、「ありがとう」と言われたら
嬉しくて、その人を応援したくなりますよね。
それと一緒です。)
どんな小さなことでもいいので、
いいことがあったら素直な気持ちで天に感謝し、
(いいことを感じられなかったら、
今日一日を終えられたことを感謝し)
そして、その反対側面に悲しんでいる人がいるかもしれないことを感じ、
「ありがとう」を祈りにしてみてくださいね。
Hope&Love&Peace代表
神秘思想家/占術師/自己肯定感コーチングカウンセラー
天 津 貴 美(Kai&Kii)
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